都議1期目、駆け抜けた4年間

インタビュー

 25歳で東京都議会議員に初当選。都議会最年少議員としても注目された4年間を振り返りました。

質問に向かう姿勢―成長した4年間


 もともとはプレッシャーに弱いタイプ。質問前は「議会に都民の声を届ける大切な機会」という責任に押し潰されそうになり、泣きながら質問準備をしたこともありました。巣鴨・駒込地域の特定整備路線に関する質問前は、緊張で頭が真っ白になりました。直前に住民の方々から聞き取りした録音を聴き、「住民の怒りと不安の声を必ず議会に届ける!」とやる気がみなぎりました。

周囲の反応は?

 「共産党の人」というのが知られるようになり、街の人からも共産党への疑問や質問を投げかけられることが多くなりました。聞かれたら党の政策を紹介しています。子育てと仕事の両立に悩むお母さんには、「あなたのせいではない。社会を変えよう」と伝えたら「話せてよかった」と喜ばれました。

学ぶ権利をまもりたい―候補者時代の悔しい思い

 母子家庭の大学生から「母親が死に弟の進学のために退学を考えている」と相談がありました。いまの公的支援では借金が前提であり、彼は結局退学の道を選ぶしかありませんでした。
 お金の心配なく学べる社会にしたい!必ず都議会に行って風穴を聞けたいと決意した瞬間でした。

誰もが輝く社会へ―力を入れた質問

 「女の子にお金をかけても無意味」と学力があっても進学させてもらえない友人がいたり、まわりには男女の格差があることを感じながら育ちました。誰にでも可能性があるのに不平等だと思っていました。働く女性の半分は非正規雇用。自立することも大変ですし、孤立しがちなシングルマザーの子育てには支援が絶対必要です。
 誰もが人間らしく生きていける状況をつくりたい。東京都には見えない困難を掘り起こす努力をすべきだと追求しています。

政治を希望へ―ふたたび都政にチャレンジ

 「声をあげれば、政治は必ず変えられる」を実感した4年間でした。困難な状況を都民とともに切り開き、政治を希望に変えたいです。
 誰もが人間らしく生きる権利を実現する力は、一人ひとりのなかにあります。声を上げづらい社会だけど、変えることは必ずできます。私はその力を勇気づけ、社会を変える原動力の一つになりたいです。
 まずは給付制奨学金制度の実現ヘ。そのためにはともに声をあげるみなさんの力が必要です。