コロナ感染急拡大、区長に対応を緊急申し入れ
日本共産党台東地区委員会と同党区議団は13日、服部征夫区長に対し、急速に広がる新型コロナウイルス感染症への緊急要望書を提出し、直接申し入れを行いました。服部区長は3回目のワクチンの繰上げ接種、宿泊療養施設の確保などで積極的な意思を示しました。
日本共産党の要望は、ワクチン、検査・医療、教育、中小事業者支援に及ぶ17項目。「第5波」で入院や必要な医療を受けられなかった痛苦の経験を繰り返さないよう、早期に検査・診断・治療につなげることを中心とした内容になっています。
私は冒頭、①ブースター接種の前倒し、②区職員等エッセンシャルワーカーの頻回検査、③幅広い検査と診断治療につながる医療連携、④学校での子どもの感染防止…の4点を強調。「区長自らの声で、区民にメッセージを」と求めました。
服部区長はこれに対し、3回目のワクチン接種は高齢者施設をはじめ予定より早めて実施している。19日から本格的な接種をすすめ、今月・来月で一気に進めたい、と答えました。
また「自宅療養は最大限ないようにやっていきたい。区として療養施設確保のため特段の力を入れている」と発言しました。
保健所の発熱相談センターへの相談が急増し、電話がつながりづらくなっています。私は、発熱外来を担っている診療所では対応に濃淡がある。健康観察までしっかりやろうという意欲ある医療機関を支援して、第5波のように自宅で苦しむ人を生まないようにしてほしい、と訴えました。
伊藤のぶ子区議は、区内には都の無料PCR検査事業所が少なく、キットも不足している。簡易宿泊所でのクラスター防止策を強く求めました。