台東区議会、「スピーキングテスト延期・再検討を」の陳情を不採択。

学校教育
不公正・不透明の都立高校入試・英語スピーキングテストを延期・再検討してほしい、という台東区議会への区民の陳情が、共産党と立憲民主党以外の多数で不採択になった。
 
都教委は、昨年のプレテストでトラブルが多発していたことを隠蔽していたことがわかった。
 
採点の公平性や透明性が確保できない。4点刻みになる不合理な換算得点、受験生の個人情報が民間事業者に委ねられる。民間事業者が酷似した教材を商品にしており利益誘導になる…など、現場の教員、保護者、英語教育者からの疑問が広がっている。
 
区議会では「もう決まって走り出しているのだから」「子どもたちが混乱する」と、自民、公明、都民ファースト、つなぐプロジェクト、台東フロンティアの1人の意見が横並びになった。
不公平で間違っている入試方法を正すのではなく、間違っていても決まったのだから進め、と子どもたちを突っ込ませる姿勢でいいのだろうか。