希望をつなぐ結果になった参院選。台東区で第3党。

日本共産党は21日投開票の参議院選挙で、改選議席を1減らしましたが、東京選挙区の吉良よし子氏を再選させることができました。台東区では吉良氏は前回を上回る得票・率を獲得し、比例票は第三党になりました。ご支持・ご支援いただいたみなさんに心から感謝いたします。

多くのマスメディアが「自民勝利」と報道しています。しかし自民党は改選マイナス9議席。どう見ても勝利とは言えません。

とくに1人区の10選挙区で野党共闘が勝利し、維新を含む改憲勢力が、参院で発議に必要な3分の2を割り込んだことは、今回の選挙の最も重要な結果です。しかも10選挙区中7選挙区は現職を打ち破っての勝利です。

ところがこの問題も、3年前は11選挙区で勝利した野党共闘が今回は10にとどまった、と野党共闘の勝利に否定的な評価が目立ちます。一昨年の総選挙で、安保法制を踏み絵にして野党共闘が分断された痛手から、よくここまで回復した、と私は確信しています。

 マスメディアの偽りの選挙報道は「投票しても政治は変わらない」と有権者をあきらめさせる役割を果たしています。これでは投票率が上がるはずがありません。

 選挙中、わが区議団にはたくさんの声が多数寄せられました。

 「奨学金を返済しているため暮らしが厳しい。学費を半額にする共産党の政策の実現を」「ワンオペ育児でおかしくなりそう。8時間働けば普通にくらせる社会という共産党に期待」「消費税10%は零細業者を根絶やしにする。消費税に頼らぬ共産党の財源論に納得」…などなど。

 安倍自公政治が心から支持されていないこと、有権者が政治変革の展望を模索し、共産党の政策が届けば支持が確実に広がることを実感した選挙でした。公約実現のため全力をあげます。