感動の連続…宇都宮候補の勇気とがんばり。都政改革に必ずつながる!

東京都知事選は小池百合子氏が当選。私たちが応援した宇都宮けんじ候補は及ばず2位となりました。ご支援いただいたみなさんに感謝いたします。

宇都宮候補は、政策、たたかう姿勢、すべてにわたり立派で、心からお礼いたします。間違いなく大健闘でした。

選挙戦は、新型コロナウイルスの渦中でたたかわれ、やはり危機的な情勢が現職優位の条件をつくりました。

また、候補者のテレビ討論会が一度も行われないという異常なマスメディアの姿勢、逆に小池氏が「失点を最小に抑えるために日々の職務を忠実に行った」(本人談)ところを連日メディアが都民に映し出したこと…など、小池氏に追い風となりました。

宇都宮けんじ候補は、この知事選は新型コロナから都民の生存権をまもるたたかいである、として、PCR検査と医療体制の抜本的な拡充、休業と補償を一体にすすめる方針、小池知事がすすめる都立・公社病院の独立行政法人化はストップし、逆に充実させる…ことを正面に掲げ、小池知事との政策的対決点を鮮明にたたかいました。

その結果、選挙前は小池支持75%といわれた圧倒的な力関係を、得票率で6割を割るところまで追い込みました。

宇都宮候補を候補者として押し立てることができ、市民と野党の共闘はいままでになく発展しました。台東区では立憲民主党・社民党・新社会党と私たち共産党が初めて選挙で作戦会議を開いて、街頭宣伝、公営掲示板ポスター、法定ビラ配布などを分担協力してすすめました。総選挙が近くあるか、という中で、確実に共闘の力を大きく育みました。

もちろん、課題はたくさんあります。

私が危機感を抱いたことは、自公政権の補完勢力である維新が得票を伸ばしたこと、日本第一党・在特会のレイシスト候補がかなりの得票を台東区で得たことです。これは行き詰まった自民党政治への不満を、排外主義・ファシズムの方向で「打開」する危険な流れです。徹底して有権者に本質を伝えぬくことが大事です。

市民と野党の共闘が、都民にもっと頼もしく、魅力的に映ることはさらに重要です。新型コロナでの健康や生活の苦難解決、豪雨災害の被災地救援の活動などを大いに展開してすすめる必要があります。

何といっても日本共産党そのものをこの台東区でもっと強く大きくしていくことが重要です。がんばります!