台東区内の学校園で感染者が急増。教育長に緊急申し入れ

子ども・子育て・保育

新型コロナウイルスの感染者が台東区内の小中学校、保育園で増えています。7月23日、小学校教諭の感染に始まり、7月29日までに小学生3人、中学生2人、保育園児3人の感染が発覚しました。

日本共産党台東区議団は29日、矢下教育長にPCR検査の対象拡大と早期実施など、以下緊急に要望しました。

◎児童・生徒、園児の感染経路について最大限詳細な情報を公開すること。

◎PCR検査を受けた人数、陽性・陰性者数、入院・宿泊療養施設、自宅などの療養情報を公開すること。

◎感染者が出たら校園関係者全員のPCR検査を行うこと。

◎PCR検査は感染が確認された翌日には行うこと。現在、結果判明まで5日かかるのは遅すぎ、感染判明翌日から3日間全体休校(園)という方針に合わせ最低でも3日以内に判明させること。

◎教職員・保育士などに、定期的なPCR検査を行うこと。

◎感染者が出て保育園や子どもクラブが休園を余儀なくされた場合、仕事を休めない保護者には感染症対策を取った上で代替保育を用意すること。

◎基礎疾患が理由で登校・園ができない子どもの状況を把握し、学習が遅れないよう一人ひとりに寄り添った支援を行うこと。オンライン・同時授業を実施すること。フリースクールなどへの補助を講じること。

◎20人程度の少人数学級編成にし、感染予防とともに、教員がゆとりをもち、児童生徒一人ひとりに目が行き届く教育をめざすこと。

…など。

矢下教育長は「感染を抑えるために教育現場は必死に取り組んでいる。保健所も私たちの意をくんで検査を広く行うなど対応してくれている。安心できる状況に一日も早くしたい」と答えました。