待機者ゼロへ・改修時の代替施設や増設のための候補地を提案 ~特別養護老人ホーム待機者43人増え367人に 田中まさや議員が、区政リポート8月21日号を発行しました
特別養護老人ホーム待機者43人増え367人に
待機者ゼロへ・改修時の代替施設や増設のための候補地を提案
区議会第2回定例会中の6月の区民福祉委員会で、2026年4月1日時点での特別養護老人ホームの入所希望者の状況について報告がありました。(下表参照)
区民から、「何年待っても入れない」との怒りの声が寄せられているなか、待機者の実数は364人と2025年10月1日時点から43人も増えました。
とりわけ、要介護4や5の重度の待機者が200人と全体の54.5%を占めていることは重大です。2025年度に入所できた方の最低ポイントは80ポイントで、1年前と比べて12ポイント上昇しており、入所のハードルも高くなっています。
これでは、必要な人がいつでも入所できず、いつまでも地域で安心して住み続けたいとの区民の願いに逆行しています。
日本共産党区議団は、毎議会で特別養護老人ホームの増設を求めてきましたが、いよいよ区の責任で増設することが求められます。
けやきの苑・西原改修による待機者増にも対案
けやきの苑・西原の改修工事にともない、施設の入所者を他施設に移転してもらうため、他の特養の入所の枠が狭まり、結果的に待機者を増加させています。
党区議団は、東京都が民間特養の建替えの際に活用できる代替の特養を確保しており、けやきの苑の改修に際しても活用できることを都にも確認し、この施設の活用を提案しましたが、区はこれに背を向け結果的に待機者が増えることになったことも問題です。
第2回定例会でも、特養老人ホーム等の増設求める
以下、第2回定例会の牛尾区議団長の代表質問と長谷部区長の答弁をご紹介します。(どちらも要旨)
(区のおこなった高齢者・利用者のニーズ調査では)特別養護老人ホームなどの施設サービスの需給関係について、不足している、やや不足しているとの回答の合計が、都市型軽費老人ホームが79%、特別養護老人ホームが68・4%で、経済的負担の少ない施設が不足していることが明らかになっています。
ニーズ調査でも、利用者が施設入所を考える際に一番重視するポイントとして、45%の人が費用面と答えています。
特養ホームや軽費老人ホームの増設を実現するため、代々木2、3丁目の国有地の活用や、区内にも複数ある郵政など旧公務員宿舎の跡地の活用など、増設に向けた準備をただちに具体化すべきです。
区長答弁 現在、来年度の開設に向けて神宮前3丁目国有地を活用した新施設の建設が進んでいます。今後の整備については、第10期渋谷区高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画を策定するなかで、将来のニーズも見据えて、具体的な検討を進めてまいります。
2025年度入所者の要介護度別人数

