戦争の悲惨さと愚かさ、平和の大切さ かみしめた8月
平和
8月の10日、文京シビックセンターでの「平和を願う文京戦争展」、故村瀬守保さんの写真展を中心にした展示会に行きました。
南京占領後、揚子江岸を埋め尽くすおびただしい中国人の死体や、挙動不審と見なした中国人青年を「試し斬り」して畑に放置した後の遺体、
80歳の老婆を犯してけがをさせたと証言する中国人家族・・日本軍が侵した残酷な写真。
思わず目を覆います。
同時に、軍隊生活でわずかに訪れる平穏な時間の兵士の表情も。
村瀬さんは、戦争の事実を撮すことができのは、3000枚の写真撮影で中隊のほとんどの兵士を撮ったことで、非公式の写真班として認められていたからできた、と振り返っています。
そして「一人ひとりの兵士はみんな普通の人間であり、家庭ではよきパパであり、良き夫であるのです。戦場の狂気が人間を野獣に変えてしまうのです。このような戦争を再び許してはなりません」と訴えています。
主催団体の一つ、日中友好協会文京支部長の小竹ひろ子さん(元都議)は「大盛況です。都内各地、遠くからも来てくださっています」と、話していました。
13日は台東区役所1階での平和パネル展へ。今年は「台東区の空襲の歴史」という年表パネルが初めて展示されました。
3月10日の大空襲だけでなく、一度にたくさんの犠牲が出た空襲を何度も台東区が受けていたことが詳しくわかりました。