【さわやかレポートNO.85】ひろがる神宮外苑再開発反対の世論/都国保運協開かれる

発行物葛飾区都議会

和泉なおみの「さわやかレポートNO.85」発行しました。

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NO.85 2023.10

 

ひろがる神宮外苑再開発反対の世論

和泉都議 都とJSCへ申し入れ

 

樹木3000本を伐採することなどで、神宮外苑の再開発について批判の声がますますひろがっています。

九月七日ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が異例の警告を発表しました。

和泉なおみ都議はこの国際的な警告を受けて、都に対して「都市計画の見直しを行うべきだ」との申し入れを行い、さらに開発事業者のひとつであるJSC(日本スポーツ振興センター)へも田村智子参議院議員らとともに申し入れを行いました。

 

「国際的な遺産が失われる懸念」 

 イコモスが警告

 

イコモス(国際記念物遺産会議)は、ユネスコ(国連教育科学文化財団)の諮問機関で百数十ヶ国の専門家が参加しています。

イコモスは九月七日、神宮外苑の再開発についてヘリテージ・アラート(文化遺産危機警告)を発表し、九月十五日に東京で記者会見を行い「再開発計画の撤回」を訴えました。

イコモスのブラックペック委員長はこのアラートは「国際的な遺産が再開発で失われかねないことに、最大限の懸念を全世界に向けて表明したもの」と語りました。

 

和泉都議と都議団ただちに都に申し入れ

「警告は重く受け止めよ」

 

文化遺産の保護を目的としてつくられた国際機関が警告を発して、都市計画決定の見直しをもとめたことに対して、和泉都議はただちに九月十五日に、東京都に対して「世界中から、日本と東京都の対応が注目されている。都はこの警告を重く受けとめてほしい」と申し入れを行いました。

 

ラグビー場の移転中止を

JSC(日本スポーツ振興センター)に申し入れ

 

九月二十日、和泉都議と都議団は、田村智子、吉良よし子、宮本徹各国会議員とともに日本スポーツ振興センター(JSC)に対して、神宮外苑再開発事業で、秩父宮ラグビー場の移転建設をしようとしていることの見直し、中止を求める申し入れを行いました。

 

ついに事業者が見直し

 

事業者は、既存樹木の伐採着手前までに樹木の安全に関する具体的な見直し案をしめすとし、伐採・移植予定は来年一月以降としました。世論の反映です。再開発中止・見直しまで奮闘する決意です。

 

 

都国保運協開かれる

「値上げにつながる一般会計繰り入れ解消」

和泉都議が厳しく批判

 

九月七日、都国保運営協議会が開かれました。和泉都議は委員として出席しました。

運営協議会には来年度の国民健康保険運営方針の策定要領が示されました。

それは国の国保への負担割合引き下げについてはなにもふれずに、各区市町村が行っている保険料値上げを抑えるための一般会計からの繰り入れを解消することを、年限を定めて決めようとするものでした。

和泉都議はこのことについて「物価高騰がつづいているなかで、国保の保険料のさらなる値上げが避けられないような方針でよいのか」と厳しく批判しました。

 

 

三定文書質問

水元公園の菖蒲田の管理について

「なぜ堀切菖蒲園より見劣りするのか」

 

和泉都議は現在行われている第三回定例都議会で「水元公園の菖蒲田管理について」という文書質問を行いました。

水元公園には九〇〇〇㎡の菖蒲田があり毎年、約二〇万本の菖蒲が咲きます。

ところが、近年、堀切菖蒲園のしょうぶと比べて、水元公園のしょうぶの育成状況が悪く、見劣りがするということが、しょうぶまつりを主宰する観光協会など関係者の心配になっていました。

和泉都議と和泉事務所はかねてからこの問題を重視して、都や区の担当部署や、堀切と水元の双方の菖蒲田の管理にあたっている造園業者からの話を聞いたりして、調査・研究をすすめてきました。

東京都もようやく今年に入って調査に乗り出したことがわかりました。

そこで和泉都議はこの問題を今回、文書質問にとりあげました。都が行っている調査の目的と内容を聴くこと、水元公園の菖蒲田へは小合溜から延々と水を引いていたために、近年の気候変動で水温が高くなることや、堀切菖蒲園の株分けが三年ごとなのに、水元公園の菖蒲田は五年か六年に一回しか予算がつかないことなどを質しています。

 

 

和泉都議の二定文書質問に回答

堀切橋など都の橋梁

「長寿命化とバリアフリー化を一体的にすすめることを検討」

 

和泉都議は六月の第二回定例都議会で東京都の「長寿命化」事業について質問しました。都が管理している一二二一の橋のうち古くなった橋で、損傷や劣化がある橋については原因を究明して、建設当時と同等の性能を回復させる事業です。

一九六七年に架設された堀切橋もこの事業の対象となり、今年、予算がつきました。

そこで和泉都議は、単に架設した当時の橋に回復させるだけでなく、架設した当時にはなかったバリアフリー機能も加えて、一体的に事業をすすめるほうが効率的ではないか、との質問を行いました。

これに対して都は「長寿命化については『橋梁予防保全化計画』で優先順位を決めています。バリアフリー化については『バリアフリーに関する整備計画で』優先順位を決めています。それぞれ別の事業としてすすめていますが一体的にすすめることで効果的・効率的な整備が可能か検討します」と回答しました。

同じ東京都がやる事業ですから一体的にやるほうが効果的なのは当たり前ですが、都が公式に認めたことが重要です。

堀切橋にエレベーターを!の声を都に届けることが重要です。

 

 

なおみのさわやかエッセー

ユン・ドンジュ

 

青年劇場の「星をかすめる風」を観てきました。第二次世界大戦中、立教大在学中に治安維持法違反で逮捕され、27歳で獄死した、「尹東柱(ユン・ドンジュ)」という詩人のお話です。

日本語を強要される時代にありながら、ハングルで詩を書き続けたユン・ドンジュ。「私の名前は645番ではありません、平沼東柱でもありません。ユン・ドンジュです。」と民族の誇りとアイデンティティを貫きながら、清新で抒情的な詩を多く残したユン・ドンジュ。

彼の獄死の真相は資料が少なくてわからないということですが、あの野蛮な時代に、日本共産党の先輩たちがどれほどひどい拷問を受けたかを考えれば、朝鮮民族であることにこだわり続けた彼がどんな目にあったのか想像がつきます。日本の軍国主義に無残に摘み取られた、みずみずしい感性の若き才能を思うとき、あらためて戦争の非人間性を実感しました。

 

 

幹事長日誌

 

9/ 5 定例会提出案件の会派代表への説明

7 都政新報インタビュー

国保運営協議会

10 東京歯科保険医協会創立50周年レセプション

12 議会運営委員会理事会・委員会

定例会前懇談会

14 弁護団会議

15 緊急補正予算・神宮外苑の申し入れ

警察消防委員会

党創立記念講演

18 代表質問のために品川区内の商店街を調査

19 議会運営委員会理事会

都議会本会議(開会日)

20 日本スポーツ振興センター(JSC)に申し入れ

税理士政治連盟定期大会懇親会

21 テレビ東京幹事長討論番組収録

22 MXテレビ幹事長インタビュー収録

議会運営委員会理事会

都議会情報幹事長インタビュー

26 本会議(代表質問)

27  〃 (一般質問)

28 警察消防委員会

東京新聞取材

29 田村智子街宣(錦糸町)

30 田村智子街宣(亀有)

10/2 名誉都民表彰