希望ひらく「ひとり街宣」~都知事選をふりかえって

活動報告

7日投開票の東京都知事選挙で、蓮舫氏は大健闘しましたが及びませんでした。ご支持いただいたみなさんに感謝いたします。勇気をふるいチャレンジされた蓮舫氏に心から敬意を表します。

蓮舫氏は3位という残念な結果でしたが、台東区で17、887票、前回と同じ市民と野党の共闘候補の得票を数・率とも大幅に上回りました。台東区では、知事選で初めて市民と野党の合同選対が発足。市民団体「チェンジたいとう」、立憲、社民のみなさんとの共同街宣が何度も実現しました。今後、都政転換と政治革新をすすめるたたかいの地歩を築きました。

メディアの出口調査で「小池都政を評価する」という有権者が7割に上る一方、裏金問題や神宮外苑の再開発には7割以上が問題と感じているという結果が示すように、候補者討論会や知事選報道がほとんど行われず都政の真実が浮き彫りにならない選挙戦でした。

選挙期間中、公務を理由にテレビ討論を拒否し続けた小池知事を視察先まで追っかけて報道するメディアの異常さも指摘しなければなりません。

蓮舫氏は、都での公契約条例の制定と都非常勤公務員の正規雇用化を通じ、現役世代の手取りを増やす、ケアワーカーの処遇改善と奨学金返済の肩代わり、神宮外苑再開発の見直し、関東大震災の際の朝鮮人虐殺被害者への追悼文再開などを掲げ、選挙戦が進むほど政策を都民本位に発展させていきました。

石丸信二氏は街頭演説、メディア取材などを見ると、都政政策については全く内容がありませんでしたが、「政治を変えたい」声を吸収し大量得票を獲得しました。しかし「裏金問題は都政とは関係ない」と主張。自民党と関りが深い人物が選対幹部を務め自民党を助けました。

安芸高田市長時代の「実績」や政治姿勢は独裁的であり、議会やメディアを恫喝することで人気を得る危険な「政治家」です。事実を報せる必要があります。

今回の選挙では、蓮舫氏の訴えに共感・呼応して「ひとり街宣」に自発的に取り組む人たちが無数に生まれました。上野・入谷・田原町・蔵前駅頭などで会いました。政治を我がこととして立ち上がる市民の登場は、今後の大きな希望です。

選挙後、選挙中知事選をろくに報道しなかったメディアが、いっせいに共産党を含む野党共闘への攻撃を開始しました。同日の都議補選結果で自民党は惨敗しました。腐敗・経済無策・軍拡増税の自民党政治を一日も早く終わらせるため、共闘強化に誠実にとりくむとともに、党自身を強くするため全力をあげま