東京大空襲資料展の川杉実行委員長が逝去。追悼。

平和

東京大空襲犠牲者追悼・記念資料展実行委員長の川杉元延委員長が5月8日逝去されました。川杉さんは日本共産党の大先輩で、多くのことを教えてくださいました。私は、大空襲の語り部の発掘、事実の掘り起こしでの功績は多大だと思います。ご冥福をお祈りします。

写真は昨年の3月10日、犠牲者追悼式であいさつする川杉さん。11日の葬儀で、実行委員会を代表しての茂木孝孔さんのあいさつ(一部)を投稿します。

お身体を悪くされ、この一年余、入退院を繰り返しながら今年の東京大空襲資料展成功に向け実行委員会の会議をリードしてくださっていましたので、突然の訃報に驚きと残念な気持ちでいっぱいです。

毎年、台東区や区教委から共催や後援を受けることができたのは、川杉さんの平和に対する強い思いと誠実な対応によるものだと思っています。

今年の犠牲者追悼集会には参加できなかった川杉さんでしたが、挨拶文を用意していました。最後の一文を紹介します。

「私たちは戦争犠牲者に哀悼の誠をささげるとともに、再び惨禍を繰り返さないために、憲法9条を輝かせ、戦争による惨劇の実相を風化させず、平和の大切さを世代につないで語りつなげます」。

 私たち実行委員会はこの遺志をしっかり受け止め、力を合わせ頑張っていきます。安らかにお眠りください。

     東京大空襲犠牲者追悼・記念資料展実行委員会 茂木孝孔