区議選結果~「区民が主人公」の区政へ全力

台東区

以下、今回の区長・区議選の結果について感じた、日本共産党台東地区委員長としての私の談話です。

4月23日投開票の台東区長・区議選でのみなさまのご支援に心から感謝いたします。

日本共産党は改選の3議席を得ましたが、前回の4議席を1人減らしました。交渉会派としての権利がない厳しい船出になりますが、区民のみなさんと連帯し、学校給食の恒久的無償化、すべてのクラスに常勤教諭の担任配置、ふれあい入浴券の倍化…など、選挙公約実現へ全力をあげます。区長選挙では服部征夫氏が当選。日本共産党が応援した堀越秀生氏は大健闘しました。

今回の区議選は定数32に50人が立候補。空前の多数激戦になりました。区議会に議席はないが国政には議席を有する政党や、一定の基盤をもつ候補者が名乗りを上げ、当落ライン前後に数人が百票以内で並び、議長経験者が二人落選しました。

日本共産党台東地区委員会は、前期途中で1人離党し3人となった党区議団を、交渉会派の権利を得る4議席に回復させようと、年明けに小高あきら元区議を擁立し、全力をあげましたが届きませんでした。選挙結果からしっかり教訓を引き出し、今後の前進めざし全力をあげます。

選挙戦で寄せられた多くの切実な声

選挙戦で、物価高騰から区民生活をまもるため、区の基金(貯金)576億円を使い区民要求実現のための具体的政策を押し出すとともに、岸田政権の大軍拡・大増税ストップの審判を、と「戦争準備でなく、戦争にしない努力を」と訴えました。

街頭では…

「一日だれとも口をきかない。外にも出られず足がすっかり弱った」と、長引くコロナ禍で暮らし方が一変した高齢者。「教育費にどこまでお金がかかるのか。公教育が形骸化しているのではないか」という子育て世帯の怒り。「歩く客は増えたが売上にはまったくつながらない」という商店主。特別支援学校の送迎バスに向かう障害児の母親は「台東区は一番弱い立場の声をもっと聴いてほしい」と振り絞る声で話しました。

議会内外の連携を強め要求の実現へ

6月の第2回定例会では、服部区長3期目の政治姿勢が明らかになります。まず、補正予算をめぐる論戦が熱い焦点になりますが、共産党は3人にとどまったため審議する常任委員会に委員が選出されるかどうかわかりません。また、台東区議会は交渉会派の要件が4人で、共産党は満たしていたいため議会運営委員会での裁決権、代表質問権などの権利がありません。これまでに比べ大幅に制限された議会活動になります。

しかし、区民のみなさんの願いは切実です。要求実現の力を弱めるわけにはいきません。区民運動をこれまで以上に重視し、議会内外のたたかいの連携を飛躍的に強めていきたいと思っています。それこそが「区民が主人公」の台東区政につながります。

 よろしくお願いいたします。

 

写真は当選した党区議団3人。左から鈴木のぼる・伊藤のぶ子・私(私は50肩で左腕が上に上がらず、泣)