放課後デイにショートステイ併設を

子ども・子育て・保育

障害児放課後デイサービスにショートステイを台東区内に併設してほしい…と、区民が声を上げています。12日、障害児を持つ4人の保護者が服部征夫台東区長に陳情書を提出。私(日本共産党)と、ふうさわ純子(れいわ新撰組)区議が同席しました。

障害児の短期入所施設は区内にほとんどありません。区が委託している台東寮は1床のみで医療的ケアが必要なケースが中心です。民設民営も1施設ありますが、中・重度の子どもは受け入れてもらえません。

陳情者の一人・Оさんは今年年明け、自分が入院するにあたり、区内での短期入所先を必死に探しましたが見つからず、他区の施設に受け入れてもらい自分の治療ができました。

「区内に重度障害の子どもでも預けられるショートステイを整備してほしい。知的障害児は慣れた環境で生活を継続できるのが一番なので、通いなれた放課後デイサービス事業所が宿泊受入れをしてくれるのが一番」と、Оさんは特別支援学校の通学バス停留所で知り合った、私と、ふうさわ両区議に訴えました。 

両区議は「あなた一人だけの悩みではないはず。声を上げましょう」と激励。区長と区議会に陳情を挙げること、当事者の願いを知ってもらうために趣旨に賛同してもらう署名を行うことをアドバイスしました。

Оさんは障害児を持つ保護者に署名を呼びかけたところ、手から手へ広がり、21日時点で400人を超える人から賛同署名が寄せられています。「こんなに思いが伝わるとは自分でびっくり」とОさん。

12日、陳情書提出の席で代表のKさんは「多動や自傷・他害などがある子どものショートステイは最初から敬遠されてしまうのが実態です。兄弟に旅行や文化的体験なども我慢させているのも苦しい。まず、子どもと家族の状況を実際に見てほしい。障害児福祉に従事している人たちの声に耳を傾けてほしい」と、区理事者に訴えました。陳情は区議会にも提出されました。