区教委「性的指向は誘導できぬ」
台東区教育委員会は12日、区議会決算特別委員会で「性自認や性的指向は(教育で)誘導できるものではないと認識している」と、台東にじいろの会の青柳雅之区議(立憲民主党)の質問に答弁しました。多様な性を子どもに教えることが同性愛を誘導しかねない、という自民党・松村智成区議の発言の根拠が否定されたことになります。
日本共産党は、松村区議の発言が、「性自認と性的指向は本人の意志で変えることができない」という科学的到達点に立たぬ不見識な発言である、と訂正を求めてきました。今回の区教委の見解は当然ですが、地方議会でLGBT理解増進法成立後、性的少数者への差別・偏見を拡大する動きが広がっている時だけに、大変重要です。