2020年 年頭あいさつ

台東区

安倍政治と区民・区政の矛盾は激化。

いのちと人権をなにより大切にする台東区へ全力

2020年、あけましておめでとうございます。

昨年は「桜を見る会」での政治と税金の私物化、それを覆い隠す証拠の隠滅など、モリカケに続き安倍政権のモラル崩壊がさらに露呈しました。

年の瀬にはIR問題での収賄容疑で、秋元司元内閣府副大臣・代議士が逮捕。カジノ企業の利権のために暗躍する政治家の醜さを白日の下にさらしました。まさに底なしの腐敗が安倍政権の下で広がっています。

日本共産党は今年、市民と野党の共闘を、野党連合政権を実現する共闘へと発展させ、経済、外交、民主主義すべての面で行き詰まった安倍自公政治を終わらせる年にするため全力をあげます。台東区内でもふさわしい共闘をすすめます。

日本共産党台東区議団は昨年第3回定例会で、幼保「無償化」に伴う保育園の給食副食費実費徴収をやめる条例を提案しました。否決されましたが、区議会内で賛同が広がり、無償の対象を大幅に広げたことは重要です。

第4回定例会で「選択的夫婦別姓の国会審議を求める意見書」を全会一致で採択したことも希望ある変化です。ジェンダーギャップ指数121位に転落した日本。安倍「靖国派」と地方政治の矛盾は、今年さらに激しくなるでしょう。

区立台東病院をまもりぬこう

消費税増税、「全世代型」という社会保障切り捨てなど、国の政治から区民を守り抜けるかどうか。台東区政の役割はとても大事です。

昨秋、区立台東病院をはじめ全国424公的病院に再編・統合の方針を押し付けてきた国に対し、台東区がこれを跳ね返せるかどうかがかかります。国保料や介護保険料を相次ぎ値上げし、たいとう診療所の貴重なリハビリベッドを手ばなしてしまう区政では、国に立ち向かえません。

台風19号の避難所に路上生活者を受け入れなかった人権感覚が、全国的に非難を浴びました。女性、子ども、障害者、LGBT、民族などでのあらゆる差別をなくし、区民・滞在者一人ひとりの尊厳を大切にする区政をすべての基本に据えることは、とりわけ今年の重要なテーマです。

日本共産党はがんばります。本年もよろしくお願いいたします。