区長「国は多様性を尊重」発言の撤回を~代表質問
人権
服部区長が7日の所信で、安倍政権の「一億総活躍社会」は国民の個性と多様性を尊重する改革だ、と発言しました。これに対し、私は15日の代表質問で「この区長の認識では、男女平等推進行動計画はじめ区民の個人の尊厳や多様性を尊重する区政は進められない」と撤回を求めました。これに対し区長は「国の取り組みはすすんでいる」と安倍政権をあくまで評価しました。
安倍政権の下で日本のジェンダーギャップ指数は過去最悪の121位に転落。この政権は「セクハラ罪はない」「女性は3人以上子どもを産むべき」など、閣人権を軽んじる閣僚の言動が続いています。先日は、「日本は一つの民族」とアイヌの人々の誇りを傷つけた麻生副総理の暴言を擁護する閣議決定まで行いました。
私は「こんな政府のどこに、個性と多様性を尊重する姿勢があるというのか。区長の認識では、個人の尊厳を尊重する区政は進められない。所信表明での見解を改めるべきだ」と求めました。
これに対し区長は、「(安倍政権は)子育て支援や働き方改革など、各政策の実行に加え、男女共同参画に関連する法制度の整備など、様々な取り組みが進んでいる、と認識している」と、国を評価しました。
私は、昨年台風19号の避難所からホームレスの人を排除した問題で、区長の人権感覚をただしました。区長は議会で「謝罪」しましたが、あの時の対応が誤りだったとはしっかり認めていません。今回の区長答弁では、本当に個人の尊厳を大切に区政をすすめることができるでしょうか。
今後も粘り強く追及していきます!